「移動社会」のなかのイスラーム : モロッコのベルベル系商業民の生活と信仰をめぐる人類学

書誌事項

「移動社会」のなかのイスラーム : モロッコのベルベル系商業民の生活と信仰をめぐる人類学

齋藤剛著

(地域研究ライブラリ, 2)

昭和堂, 2018.2

タイトル別名

移動社会のなかのイスラーム : モロッコのベルベル系商業民の生活と信仰をめぐる人類学

タイトル読み

イドウ シャカイ ノ ナカ ノ イスラーム : モロッコ ノ ベルベルケイ ショウギョウミン ノ セイカツ ト シンコウ オ メグル ジンルイガク

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注記

博士論文「奇蹟・知識・篤信 : モロッコ・シュルーフ社会における聖者、知識人、民衆をめぐる人類学的研究」(東京都立大学, 2007) と、その前後に発表した論文や原稿などをもとに編まれたもの

参照文献: 巻末pviii-xxi

内容説明・目次

内容説明

厳格な一神教として知られるイスラームだが、人々の実際の宗教生活に着目すると、そこには多様な信仰のあり方が認められる。本書は、聖者信仰と呼ばれる信仰現象の考察を糸口として、庶民の生活に息づくイスラームの豊かな世界の一端を明らかにするものである。

目次

  • 序章 移動とイスラームへの視座
  • 第1章 生活からの聖者信仰への視座
  • 第2章 ベルベル人と民族的差異—アマズィグ運動と「境界的思考」
  • 第3章 情報と人的ネットワークの結節点としての故郷
  • 第4章 シュルーフの商いと社会関係構築の諸相
  • 第5章 「大聖者」ベン・ヤアコーブの末裔とスース地方東部社会の紐帯
  • 第6章 モロッコ南部山岳地帯における部族民と聖者祭・廟参詣
  • 第7章 聖者信仰の本質化を超えて—フキーによる治療が意味するもの
  • 終章 聖者信仰を広げる世界、聖者信仰が開く世界

「BOOKデータベース」 より

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