現代思想講義 : 人間の終焉と近未来社会のゆくえ
著者
書誌事項
現代思想講義 : 人間の終焉と近未来社会のゆくえ
(ちくま新書, 1334)
筑摩書房, 2018.6
- タイトル読み
-
ゲンダイ シソウ コウギ : ニンゲン ノ シュウエン ト キンミライ シャカイ ノ ユクエ
大学図書館所蔵 件 / 全151件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
内容説明・目次
内容説明
「自由で平等な個人」という近代にあった理想。だが、明らかにそれは誤りである。ポピュリズムが跋扈するポスト・トゥルースの現代は、「群れ」社会への転換をすでに遂げている。その転換も昨今急激に生じたのではない。現代思想で論じられてきたその社会の変容を、順に「人間」「国家」「意識」「政治」「道徳」「思考」の六つの主題について解き明かしていく。AIで人間が不要になる、といった皮相な議論よりもはるかに深い次元で人間の終焉を考察し、混迷する人類文明の行く末と、これからの生き方について講義する。
目次
- プロローグ 近未来に待ち受ける生活とは?
- 第1章 人間—家族は消滅しつつある
- 第2章 国家—社会は国家ではない
- 第3章 意識—自我は存在しない
- 第4章 政治—ヒトはオオカミの群れの夢を見る
- 第5章 道徳—群れの分子には身体のマナーがある
- 第6章 思考—統計と確率のあいだで決断せよ
- エピローグ 近代の発想を頭からすべて洗い流そう!
「BOOKデータベース」 より