帝国議会 : 西洋の衝撃から誕生までの格闘

書誌事項

帝国議会 : 西洋の衝撃から誕生までの格闘

久保田哲著

(中公新書, 2492)

中央公論新社, 2018.6

タイトル読み

テイコク ギカイ : セイヨウ ノ ショウゲキ カラ タンジョウ マデ ノ カクトウ

注記

参考文献: p253-264

帝国議会関連年表: p266-272

内容説明・目次

内容説明

1890年11月、貴族院と衆議院からなる帝国議会が誕生した。ペリー来航後に生まれた「公議」「公論」を求める政治の到達点である。体制安定を第一とした伊藤博文ら政府と、早期開設を求める板垣退助ら自由民権運動の角逐の中、西洋で200年かけて定着した議会は、明治維新から約20年でどのようにして創られたか。本書は、志士らの構想、試行錯誤の軌跡を追い、憲法制定と並ぶ近代日本の一大事業の全貌を明らかにする。

目次

  • 序章 発見—西洋の議会と維新の理念
  • 第1章 始動—民選議院の要求、元老院の開設
  • 第2章 抗争—自由民権運動、明治一四年の政変
  • 第3章 西洋—英仏とは異なる議会の模索
  • 第4章 設計—欽定憲法下の議会とは
  • 第5章 完成—帝国議会の開会
  • 終章 軌跡—日本にとっての議会とは

「BOOKデータベース」 より

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