「都市の正義」が地方を壊す : 地方創生の隘路を抜けて

書誌事項

「都市の正義」が地方を壊す : 地方創生の隘路を抜けて

山下祐介著

(PHP新書, 1146)

PHP研究所, 2018.6

タイトル別名

都市の正義が地方を壊す : 地方創生の隘路を抜けて

タイトル読み

トシ ノ セイギ ガ チホウ オ コワス : チホウ ソウセイ ノ アイロ オ ヌケテ

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内容説明・目次

内容説明

地方を救うため、まず最初に行なうべきは、地方に仕事をつくること。「地方創生」はこの方針を掲げさまざまな取り組みを行っているが、地方にはすでに仕事がある。しかもそれは第一次産業や建設業など、日本人の日々の暮らしに必要不可欠のものだ。問題はそうした仕事の「職業威信」が低いことである。田舎の仕事は威信が低く、都会の仕事は威信が高い。そうした価値観は、いかにして醸成されてきたのか。さらに「選択と集中」「競争と淘汰」など、止むを得ないと見なされる「都市の正義」がはらむ罠を、地域社会学者が鋭く指摘する。

目次

  • 第1章 検証・「地方創生」(日本創成会議の「地方消滅」論;政府の「地方創生」論)
  • 第2章 都市化がもたらす人口減少(人口減少社会の正体;大都市圏の暮らしと地方の仕事—東京一極集中の正体 ほか)
  • 第3章 東京から見た地方創生(「東京だけが頑張っている」という誤解;地方創生を首都圏から考える ほか)
  • 第4章 都市の正義が地方を壊す(「地方消滅」から四年の経験;都市の正義から、多様なものの共生へ ほか)
  • 第5章 人口減少を克服するための地方創生とは(みなで負担し、みなで享受する制度—社会の回復;地方創生の問題解決サイクルを検証する ほか)

「BOOKデータベース」 より

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