文化を映す鏡を磨く : 異人・妖怪・フィールドワーク
著者
書誌事項
文化を映す鏡を磨く : 異人・妖怪・フィールドワーク
せりか書房, 2018.7
- タイトル別名
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文化を映す鏡を磨く : 異人妖怪フィールドワーク
- タイトル読み
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ブンカ オ ウツス カガミ オ ミガク : イジン・ヨウカイ・フィールドワーク
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注記
参考文献, 引用文献: 各論文末
収録内容
- 「移動する子ども」という記憶と社会 / 川上郁雄執筆
- 開かれた儀礼と伝説 : 矢代の手枡祭をめぐって / 橘弘文執筆
- 読み替えられる「国境の島」 : 戦後における対馬イメージの変遷をめぐって / 村上和弘執筆
- 韓国で栄えた日本の花札 / 魯成煥執筆
- 異形と怪類 : 『和漢三才図会』における「妖怪的」存在 / マティアス・ハイエク執筆
- 妖怪としての人形 / 香川雅信執筆
- 「妖怪」を探すということ : 検索技術の発展と課題 / 今井秀和執筆
- 神なき時代の妖怪学 : 現代怪異譚の「始末」について / 飯倉義之執筆
- 童子と鳥畜 : 『融通念仏縁起』「諸神諸天段」「鳥畜善願段」をめぐって / 徳永誓子執筆
- 開放される「化物絵」 / 木場貴俊執筆
- 象徴としての菊御紋 / 村山弘太郎執筆
- 絵本における表象と影響 : 現代における妖怪イメージの形成を中心に / 松村薫子執筆
- オーラルナラティブ研究のバージョンアップ : 記紀歌謡からラップミュージックまで / 手塚恵子執筆
- 声の力のつかまえ方 : 大辻司郎の映画説明を例として / 真鍋昌賢執筆
- 映像民俗誌における語りとその背景 : 『明日に向かって曳け--石川県輪島市皆月山王祭の現在』より / 川村清志執筆
- 出産の「痛み」を語る声 : 陣痛から医療処置の痛みへ / 安井眞奈美執筆
内容説明・目次
内容説明
「妖怪研究とは人間研究である」と宣言し、絵巻・伝説・民話の奥深い森に分け入り、異人、妖怪など排除されてきた存在に光を当て、近代化の過程で見失われていった日本人のコスモロジーを発掘した小松和彦—本書は小松理論の思考方法の核心である四つのキーワード「異人論」「妖怪」「図像と象徴」「フィールドワークからの視座」から論じた気鋭の次世代研究者17人による多様で刺激溢れる論集である。
目次
- 1 異人論(「移動する子ども」という記憶と社会;開かれた儀礼と伝説—矢代の手杵祭をめぐって ほか)
- 2 妖怪(異形と怪類—『和漢三才図会』における「妖怪的」存在;妖怪としての人形 ほか)
- 3 図像と象徴(童子と鳥畜—『融通念仏縁起』「諸神諸天段」「鳥畜善願段」をめぐって;開放される「化物絵」 ほか)
- 4 フィールドワークからの視座(オーラルナラティブ研究のバージョンアップ—記紀歌謡からラップミュージックまで;声の力のつかまえ方—大辻司郎の映画説明を例として ほか)
「BOOKデータベース」 より