中国人民解放軍 : 「習近平軍事改革」の実像と限界

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中国人民解放軍 : 「習近平軍事改革」の実像と限界

茅原郁生著

(PHP新書, 1155)

PHP研究所, 2018.9

タイトル別名

中国人民解放軍 : 習近平軍事改革の実像と限界

タイトル読み

チュウゴク ジンミン カイホウグン : シュウ キンペイ グンジ カイカク ノ ジツゾウ ト ゲンカイ

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内容説明・目次

内容説明

2049年までに「世界の最前列に立つ強大国建設」をめざす中国は、猛烈な勢いで軍拡を進めている。習近平が権力掌握後、反腐敗闘争で軍の実力者を粛清し、一気に軍事改革を進めた結果、海軍、空軍、宇宙軍、核戦力の増強から情報戦の強化まで、人民解放軍の姿は大きく変貌している。しかし元来、解放軍は「国軍」というより中国共産党の「党軍」としての性格を持ち、特殊な経緯を辿り発展してきた。その歩みを知らずに、実像を知ることは困難である。本書は、歴史から最新の習近平軍事改革の実像までを詳報し、解放軍の脅威と弱点をすべて描き出す決定版。

目次

  • なぜ今、中国は軍事力強化を進めるのか—覇権国家への野望と罠
  • 人民解放軍の誕生—建軍の経緯と特殊事情
  • 対外戦争と治安維持—朝鮮戦争、中印戦争、中ソ紛争、中越戦争、文革
  • 〓小平らの国防近代化への挑戦—習近平以前の軍事改革とその成果
  • 新たな改革の方向性を示す布石—習近平による軍事戦略の刷新
  • 「新安全保障観」と「権力集中」—習軍事改革の下準備
  • 反腐敗闘争の深謀遠慮—軍内反発を抑える強行突破策
  • 一気に断行された「三段階の組織改編」—外科手術的な軍事改革
  • 「経済新常態」下の国防費と三〇万人兵力削減—近代化への軛
  • 新時代のソフト戦力—統合運用力と情報戦・「三戦」の謀略工作
  • 海軍力強化と海洋進出—一帯一路戦略と空母四隻体制への意思
  • 空軍の航天軍化と宇宙の戦力化—急ピッチの拡大で高まる脅威
  • 覇権追求のための核戦略強化—「最小即抑止」から「威圧」へ
  • 「力を信奉する国家」の脅威と限界—わが国の対応

「BOOKデータベース」 より

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詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BB26824919
  • ISBN
    • 9784569841311
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    393p
  • 大きさ
    18cm
  • 分類
  • 件名
  • 親書誌ID
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