書誌事項

画期としての室町 : 政事・宗教・古典学

前田雅之編

勉誠出版, 2018.10

タイトル別名

室町 : 画期としての : 政事宗教古典学

タイトル読み

カッキ トシテノ ムロマチ : セイジ・シュウキョウ・コテンガク

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収録内容

  • 足利将軍家における政事と文事 : 武家執奏・和歌・打聞 / 前田雅之 [執筆]
  • 室町の「政事」と一揆 / 呉座勇一 [執筆]
  • 「雑務沙汰」覚書 / 新田一郎 [執筆]
  • 十五世紀末における摂関職就任論理の変化 / 石原比伊呂 [執筆]
  • 一条政房の福原荘下向と大内氏の摂津侵攻 : 応仁の乱と西摂地域 / 大田壮一郎 [執筆]
  • 桃源瑞仙と武家故実の周縁 / 川本慎自 [執筆]
  • 伝えられた知識と失われた史料 / 遠藤珠紀 [執筆]
  • 泉涌寺の「生身」羅漢 : 「汗」をかく羅漢伝承の背景 / 西谷功 [執筆]
  • 足利将軍家の受衣儀礼と袈裟・掛絡 / 芳澤元 [執筆]
  • 秘説のなかの密教と宿神 : 室町期「諸道」の神話化と天皇をめぐって / 松本郁代 [執筆]
  • 能楽に摂取された法華・阿弥陀・観音融和の偈句 : 「昔在霊山名法華」偈の源流と展開 / 高橋悠介 [執筆]
  • 「性花」という思想 : 世阿弥・禅竹能芸論における禅の強度 / 小川豊生 [執筆]
  • 雑纂される知識の断片 : 天野山金剛寺学頭乗空房朝祐筆録『合集抄』をめぐって / 海野圭介 [執筆]
  • 『本朝事始』再勘 : 重層する仮託の故実学 / 原克昭 [執筆]
  • 兼良と尭孝 : 俊成・定家画賛をめぐって / 小川剛生 [執筆]
  • 「五音連声」の歌学史 / 岡崎真紀子 [執筆]
  • 壬生雅久の文事 : 「公家の学問と五山」補遺 / 堀川貴司 [執筆]
  • 動かない時間 : 室町禅林詩学における恒常不変的なものへの(/からの)眼差し / 山藤夏郎 [執筆]
  • 古今注の擬漢故事・漢詩句 : 冷泉家流伊勢注・三流抄の影響下にある諸注の様相についての覚書 / 渡瀬淳子 [執筆]
  • 羊と躑躅 : 連歌寄合を追って / 鈴木元 [執筆]
  • 千句連歌における「人の耳をもおどろかす」句 / 松本麻子 [執筆]
  • 書流と証本 : 斯道文庫蔵「若菜」帖と三条西家本『源氏物語』をめぐって / 佐々木孝浩 [執筆]
  • 冷泉家時雨亭文庫蔵『河海抄』の性格 : 『河海抄』巻十五論の前提として / 松本大 [執筆]

内容説明・目次

内容説明

それは日本史上において如何なる位置と意義を有しているのか。時代の特質である政事・宗教・古典学の有機的な関係を捉え、「室町」という時代の相貌を明らかにする。近年大きな進展をみせる室町時代史研究を領導する23名の豪華執筆陣により示される知の最前線。

目次

  • 1 政事(足利将軍家における政事と文事—武家執奏・和歌・打聞;室町の「政事」と一揆;「雑務沙汰」覚書 ほか)
  • 2 宗教(泉涌寺の「生身」羅漢—「汗」をかく羅漢伝承の背景;足利将軍家の受衣儀礼と袈裟・掛絡;秘説のなかの密教と宿神—室町期「諸道」の神話化と天皇をめぐって ほか)
  • 3 古典学(兼良と堯孝—俊成・定家画賛をめぐって;「五音連声」の歌学史;壬生雅久の文事—「公家の学問と五山」補遺 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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