朝鮮分断の起源 : 独立と統一の相克

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朝鮮分断の起源 : 独立と統一の相克

小此木政夫著

(慶應義塾大学法学研究会叢書, 89)

慶應義塾大学法学研究会 , 慶應義塾大学出版会 (発売), 2018.10

タイトル別名

The origins of the Korean division : the struggle between independence and unification

タイトル読み

チョウセン ブンダン ノ キゲン : ドクリツ ト トウイツ ノ ソウコク

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注記

主要参考文献一覧: p527-557

内容説明・目次

内容説明

連合国宣言やカイロ宣言に象徴される米国の理念政治vs.地政学的な不安に脅えるソ連の現実政治。その対立に翻弄される小国の独立と統一—朝鮮分断とは、独立と統一の相克だった。大日本帝国の崩壊と三八度線の設定後、米ソの狭間で、南北朝鮮の指導者たちはいかに行動したのか。国際政治と地域政治の交錯を背景に、民族と国家が織りなす過酷な現代政治のドラマを緻密に描き出した重厚な論考。

目次

  • プロローグ—朝鮮分断とは何か
  • 第1章 朝鮮独立問題と信託統治構想—民族自決主義の国際政治
  • 第2章 三八度線設定の地政学—米国の対日軍事戦略と国際政治
  • 第3章 南朝鮮解放の政治力学—米軍進駐と左右対立の構図
  • 第4章 李承晩・金九の帰国と域内政治の再編成—三つの統一戦線運動の展開
  • 第5章 ソ連軍の北朝鮮占領と金日成の台頭—民族統一戦線と独自共産党の形成
  • 第6章 冷戦の開始と分断への道—単独行動と新しい政治統合
  • エピローグ—理念の世界と現実の世界

「BOOKデータベース」 より

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