環状島=トラウマの地政学
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環状島=トラウマの地政学
みすず書房, 2018.7
- : 新装版
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環状島トラウマの地政学
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カンジョウトウ トラウマ ノ チセイガク
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Note
参考文献: p221-228
Description and Table of Contents
Description
著者は「環状島」をモデルに、加害者も含め、トラウマをめぐる関係者のポジショナリティとその力動を体系的に描いた。“内海”“外海”“斜面”“尾根”“水位”“風”などの用語を駆使しながら、トラウマをめぐる全体像とあるべき方向性をしめした初めての試みである。クライアントと日々を共にする医師であり、マイノリティ問題にかかわる研究者である著者自身に必至の課題であった。トラウマに関与するすべての人にとって、本書は実践と倫理のための道標になるだろう。
Table of Contents
- 1 トラウマについて語ること—環状島というモデル
- 2 “内海”に沈む被害者たち
- 3 環状島の生成過程—セクシュアル・ハラスメント裁判から1
- 4 複数の環状島—セクシュアル・ハラスメント裁判から2
- 5 複数のイシュー化と複合的アイデンティティ
- 6 脱アイデンティティとアイデンティフィケーション
- 7 ポジショナリティの問いかけ
- 8 加害者はどこにいるのか
- 9 研究者の位置と当事者研究
- 10 環状島と知の役割
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