書誌事項

カミとホトケの幕末維新 : 交錯する宗教世界

岩田真美, 桐原健真編

(龍谷叢書, 46)

法藏館, 2018.11

タイトル読み

カミ ト ホトケ ノ バクマツ イシン : コウサク スル シュウキョウ セカイ

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内容説明・目次

内容説明

幕末維新は単なる断絶ではない。そこには近世から流れる文化的水脈があった—。「廃仏毀釈」「世直し」「民衆宗教」「キリシタン禁制」「攘夷」「伊勢神宮」など時代を彩るキーワードに焦点を当てつつ、思想・宗教の側面から幕末維新期を再考。維新150年を越えて、文化史の視座から近世と近代の架橋を試みた野心的な研究入門書。

目次

  • 第1部 維新とカミとホトケの語り(神仏分離研究の視角をめぐって;日本宗教史学における廃仏毀釈の位相;「世直し」の再考察—宗教史的観点から;「民衆宗教」は誰を語るのか—「民衆宗教」概念の形成と変容)
  • 第2部 新たな視座からみた「維新」(幕末護法論と儒学ネットワーク—真宗僧月性を中心に;排耶と攘夷—幕末宗教思想における後期水戸学の位相;維新前後の日蓮宗にみる国家と法華経—小川泰堂を中心に;明治維新にみる伊勢神宮—空間的変貌の過程)
  • 第3部 カミとホトケにおける「維新」の射程(幕末維新期のキリスト教という「困難」;幕末/明治前期の仏書出版;仏教天文学を学ぶ人のために—佐田介石と幻の京都「梵暦学校」が意味するもの;社寺領上知令の影響—「境内」の明治維新)

「BOOKデータベース」 より

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