言語学から文学作品を見る : ヘミングウェイの文体に迫る
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言語学から文学作品を見る : ヘミングウェイの文体に迫る
(開拓社叢書, 33)
開拓社, 2018.11
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ゲンゴガク カラ ブンガク サクヒン オ ミル : ヘミングウェイ ノ ブンタイ ニ セマル
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Note
参考文献: p219-227
引用作品: p228
Description and Table of Contents
Description
文体論とは文学テクストを徹底的に言語学的に分析し、作品内での表現の効果や作家個人の文章構成原理を解明する学問である。そして、文体論は言語学と文学研究の架け橋となり、言語学の射程を広げ、文学の読みを拓く可能性を持っている。本書は、アーネスト・ヘミングウェイの文体を言語学的な手法で明らかにすることを試みているが、その手法は他の作家の作品にも応用できるだろう。これまで文学研究で論じられてきたことを言語学が支え、さらに異なった観点から文学研究で論じられてこなかった部分に光を当てることができる。
Table of Contents
- 第1章 文体分析の手法
- 第2章 アーネスト・ヘミングウェイの文体再考
- 第3章 アーネスト・ヘミングウェイの作品の曖昧性について—意味論と語用論的観点からの再考
- 第4章 ヘミングウェイの文体形成の源流を探る
- 第5章 定冠詞と不定冠詞から作品を解釈する試み
- 第6章 文体論的読みの可能性—「フランシス・マカンバーの短い幸福な生涯」における文体分析
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