慶應義塾文学科教授永井荷風
著者
書誌事項
慶應義塾文学科教授永井荷風
(集英社新書, 0959F)
集英社, 2018.12
- タイトル別名
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永井荷風 : 慶應義塾文学科教授
- タイトル読み
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ケイオウ ギジュク ブンガクカ キョウジュ ナガイ カフウ
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注記
「永井荷風と慶應義塾」関連年譜: p283-312
主要参考文献: p313-317
内容説明・目次
内容説明
『あめりか物語』や『ふらんす物語』、『〓(ぼく)東綺譚』などの著者にして、稀代の好色文学者としても知られる永井荷風。その荷風は、明治末期から大正初期にかけて慶應義塾の文学科教授として後進の指導に当たり、大学の機関誌「三田文學」を創刊。それらを通じて久保田万太郎、水上瀧太郎、佐藤春夫、堀口大學ら門下生を文学者として世に送り出した優れた教育者でもあった。だが、大学教授・永井荷風についてきちんと光が当てられたことはこれまで一度もなかった。「性」と「反骨」の文学者・永井荷風の教育者としての実像と、慶應義塾、ひいては日本の文学界に与えた功績と影響を、初めて詳らかにした渾身の評論。
目次
- 「黒い服」を着た紳士がもたらしたもの
- 真正モダニスト永井荷風の誕生
- 孤立する新帰朝文学者
- 森鴎外と上田敏の推輓で文学科教授に就任
- 三田山上に現出した「文学的自由空間」
- 「三田文學」創刊—反自然主義文学の旗手として
- 「三田文學」から飛び立った荷風門下生
- 荷風教授、三田山上を去る
- 永井荷風が百年後の慶應に遺したもの
「BOOKデータベース」 より