書道史謎解き三十話
著者
書誌事項
書道史謎解き三十話
岩波書店, 2019.1
- タイトル別名
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書道史 : 謎解き三十話
- タイトル読み
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ショドウシ ナゾトキ サンジュウワ
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内容説明・目次
内容説明
優美な「蘭亭序」の裏の王羲之の苦悩とは?顔真卿の石碑は、それぞれ書きぶりが異なるのはなぜか?道風の「和様の書」が、不動の名品とされたわけは?なぜ良寛の書は、観る者の心を和ませるのか?さらに智永、欧陽詢、米〓(べいふつ)、空海、行成など、歴史に名を残す書の大家たちの生涯と運命を辿り、書法に秘められた思想を読み解く。書を学び、鑑賞するための格好の手引となる、興味津々の一冊。
目次
- 漢字は秦篆に始まる
- 王羲之にただよう悲運の影
- 蘭亭の宴の罰則は酒二斗
- 墓誌銘とは何か
- 張猛龍碑は名碑だったのか
- 法隆寺仏造像銘の背景
- 智永の鉄門限と真草千字文
- 宇治橋碑の復元はしたけれど
- 欧陽詢は隋唐の大家
- 南朝書法の理想家虞世南
- 〓遂良(ちょすいりょう)—二つの書法
- 東国古碑の笠石
- 写経生哀歌
- 仮名は奈良朝の下級官吏によって作られた
- 顔真卿—安史の乱
- 顔真卿—二つの顔
- 顔真卿—壮絶なる晩節
- 顔真卿—一碑一面貌の謎(1)
- 顔真卿—一碑一面貌の謎(2)
- 空海は五筆和尚
- 道風に筆のわざわい
- 行成のことなかれ主義
- 高野切は古筆の縮図
- 蘇軾の「寒食詩巻」と遊び心
- 米〓(べいふつ)の審美眼と奇行癖
- 王鐸—心の屈折を書にたたみ込む
- 良寛の真骨頂
- 張裕〓(ちょうゆうしょう)と老荘思想
- 楊守敬の商才と日本人
- 呉昌碩にとっての日本人
「BOOKデータベース」 より