律令国家の祭祀と災異

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律令国家の祭祀と災異

小林宣彦著

吉川弘文館, 2019.2

タイトル読み

リツリョウ コッカ ノ サイシ ト サイイ

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注記

神祇制度史年表: 巻末p6-7

内容説明・目次

内容説明

七世紀から八世紀にかけて成立した律令国家は、頻発する災異から共同体を保全するため、元来は豊穣・防疫を祈り収穫を感謝して執り行われる祭祀を、どのようにしてシステム化し、国家祭祀として制度化したのか。古代の「罪」と「祟」、神仏習合、神郡の成立、神階奉授、神税管理などを分析し、歴史学と宗教学の両面から古代祭祀の実態を解き明かす。

目次

  • 律令国家祭祀の構造—官社・名神・神祇官を中心に
  • 第1部 古代祭祀と災異(律令期神祇制の再検討—霊験と祟りをめぐる神事のシステム化を中心に;古代の「罪」と「祟」—稲荷神にみる「伐木の罪」と「天皇不予」とを中心に;古代における災異への対処とその思想的背景—神・仏・天のうち神祇の対処を中心に;律令国家における神仏関係)
  • 第2部 律令国家と祭祀(古代の神事構造と神郡の成立;律令制の成立と祭祀—出雲神郡の成立を中心に;令制下における国造;奈良時代の神位の性格)
  • 第3部 国家祭祀と神社(律令祭祀の成立と神社;古代の神社とその周縁;国家祭祀と神税—神社経済;国家祭祀と神主—国家と奉斎集団とをつなぐ神職)

「BOOKデータベース」 より

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