科学者と魔法使いの弟子 : 科学と非科学の境界

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科学者と魔法使いの弟子 : 科学と非科学の境界

中尾麻伊香著

青土社, 2019.2

タイトル読み

カガクシャ ト マホウツカイ ノ デシ : カガク ト ヒカガク ノ キョウカイ

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注記

『現代思想』『ユリイカ』掲載に書き下ろしを追加

参考文献あり

内容説明・目次

内容説明

原子力という“解けない魔法”をめぐるもうひとつの科学史。魔法をかけることはできるが、解くことはできない「魔法使いの弟子」。ドイツの詩人ゲーテによるこの物語は、進歩いちじるしい科学技術、とりわけ原子力にたとえられてきた…。科学技術とアイデンティティの関係をユニークな切り口で真摯に描き出す。

目次

  • 第1部 ファウストの末裔—科学は脱魔術なのか?(原子力をめぐる錬金術物語—想像される科学技術と召喚される魔法の言葉;「科学者の自由な楽園」が国民に開かれる時—STAP/千里眼/錬金術をめぐる科学と魔術のシンフォニー;疎外されゆく物理学者たち—加速器から原子力まで)
  • 第2部 メフィストの誘惑—いつまで「人間」でいられるのか?(ノイマン博士の異常な愛情—またはマッド・サイエンティストの夢と現実;恐竜と怪獣と人類のあいだ—恐竜表象の歴史をたどって;ゴジラが想像/創造する共同体—「属国」としての「科学技術立国」)

「BOOKデータベース」 より

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