火付盗賊改 : 鬼と呼ばれた江戸の「特別捜査官」

書誌事項

火付盗賊改 : 鬼と呼ばれた江戸の「特別捜査官」

高橋義夫著

(中公新書, 2531)

中央公論新社, 2019.2

タイトル別名

鬼と呼ばれた江戸の特別捜査官

タイトル読み

ヒツケ トウゾク アラタメ : オニ ト ヨバレタ エド ノ「トクベツ ソウサカン」

注記

参考文献・引用書目: p249-250

歴代の火付盗賊改: p251-257

内容説明・目次

内容説明

江戸の放火犯・盗賊・博徒を取り締まった火付盗賊改。時代小説では颯爽たるイメージだが、江戸庶民の評判は必ずしも芳しくなかった。不透明な捜査手法、苛酷な取調べには幕閣も眉をひそめた。捕物名人と呼ばれて人気を博し、無宿人対策の人足寄場創設に尽力した長谷川平蔵などは例外的であった。当時の随筆や世相風聞録をも博捜し、時の権力者や大盗賊たちとの関わりも絡め、功罪相半ばした火付盗賊改の活動の実態に迫る。

目次

  • 第1章 雲霧仁左衛門と安部式部—物語と史実の間
  • 第2章 据わりのわるい座敷—火付盗賊改略史
  • 第3章 鬼勘解由と男伊達
  • 第4章 火付盗賊改愚行録
  • 第5章 大盗日本左衛門と徳山五兵衛
  • 第6章 長谷川平蔵—捕物名人と人足寄場
  • 第7章 火付盗賊改の内幕—伝説から記録へ
  • 第8章 矢部定謙と妖怪

「BOOKデータベース」 より

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