文化装置としての日本漢文学
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書誌事項
文化装置としての日本漢文学
(アジア遊学, 229)
勉誠出版, 2019.1
- タイトル別名
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文化装置としての日本漢文学
- タイトル読み
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ブンカ ソウチ トシテノ ニホン カンブンガク
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注記
その他の編者: 中本大, 福島理子, 合山林太郎
収録内容
- 平安朝漢文学の基層 : 大学寮紀伝道と漢詩人たち / 滝川幸司 [執筆]
- 長安の月、洛陽の花 : 日本古典詩歌の題材となった中国の景観 / 高兵兵 [執筆]
- 後宇多院の上丁御会をめぐって / 仁木夏実 [執筆]
- 誰のための「五山文学」か : 受容者の視点から見た五山禅林文壇の発信力 / 中本大 [執筆]
- 語法から見る近世詩人たちの個性 : "エクソフォニー"としての漢詩という視点から / 福島理子 [執筆]
- 室鳩巣の和陶詩 : 模倣的作詩における宋詩の影響 / 山本嘉孝 [執筆]
- 竹枝詞の変容 : 詩風変遷と日本化 / 新稲法子 [執筆]
- 近世後期の詩人における中唐・晩唐 / 鷲原知良 [執筆]
- 通信使使行中の詩文唱和における朝鮮側の立場 : 申維翰の自作の再利用をめぐって / 康盛国 [執筆]
- 蘇州における吉嗣拝山 / 長尾直茂 [執筆]
- 幕末志士はなぜ和歌を詠んだのか : 漢詩文化の中の和歌 / 青山英正 [執筆]
- 漢詩と和歌による挨拶 : 森春濤と国島清 / 日野俊彦 [執筆]
- 西郷隆盛の漢詩と明治初期の詞華集 / 合山林太郎 [執筆]
- 明治日本における学術・教学の形成と漢学 / 町泉寿郎 [執筆]
- 懐徳堂と近現代日本の社会 / 湯浅邦弘 [執筆]
- 英語圏における日本漢文学研究の現状と展望 / マシュー・フレーリ [執筆]
- 朝鮮後期漢文学の公安派受容の様相 : 韓国漢文学研究史の検討を兼ねて / 姜明官 [執筆] ; 康盛国訳
- 越境して伝播し、同文の思想のもと混淆し、一つの民族を想像する : 台湾における頼山陽の受容史(一八九五~一九四五) / 黄美娥 [執筆] ; 森岡ゆかり・合山林太郎訳
内容説明・目次
目次
- 1 古代・中世漢文学研究の射程
- 2 江戸漢詩における「唐」と「宋」
- 3 東アジア漢文交流の現実
- 4 漢詩・和歌が統べる幕末・維新期の社会
- 5 近代社会の礎としての漢学—教育との関わりから
- 6 新たな波—世界の漢文学研究と日本漢詩文
「BOOKデータベース」 より