掃除で心は磨けるのか : いま、学校で起きている奇妙なこと

書誌事項

掃除で心は磨けるのか : いま、学校で起きている奇妙なこと

杉原里美著

(筑摩選書, 0173)

筑摩書房, 2019.3

タイトル別名

掃除で心は磨けるのか : いま学校で起きている奇妙なこと

タイトル読み

ソウジ デ ココロ ワ ミガケル ノカ : イマ ガッコウ デ オキテイル キミョウ ナ コト

内容説明・目次

内容説明

いま、学校現場では奇妙なことが起きている。体操服の下に肌着を着てはいけない、生まれつきの茶髪でも黒に染めろといった、不合理な校則の数々。客観性に疑問符がつく「道徳」教科の成績評価。偽史「江戸しぐさ」にならった「○○しぐさ」の流行。掃除やマナー、挨拶など「心を磨く」活動が重視され、教え方の「マニュアル化」が進む。こうした動きを、第一線の記者が各地へ足を運び、多角的に取材。いま、教育現場で起きている「奇妙なこと」の全体像を浮かび上がらせる。子どもの教育に関心を持つすべての人に向けた緊急レポート!

目次

  • 第1章 心を磨く学校?(トイレ掃除で心を磨く;広がる「無言清掃」 ほか)
  • 第2章 道徳の教科化(価値観の押し付け?;教師の力量で差 ほか)
  • 第3章 家庭と地域への介入(学生が学ぶ「親学」;「親学」とは何か ほか)
  • 第4章 教科書を統制する(歴史教科書のアンケート;大胆で大がかりな「採択運動」 ほか)
  • 第5章 国のための子ども、経済のための子ども(家庭科で生き方誘導?;敵視された「性交人形」 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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