中国雲南の書承文化 : 記録・保存・継承

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中国雲南の書承文化 : 記録・保存・継承

山田敦士編

(アジア遊学, 231)

勉誠出版, 2019.2

タイトル別名

中国雲南の書承文化 : 記録保存継承

タイトル読み

チュウゴク ウンナン ノ ショショウ ブンカ : キロク ホゾン ケイショウ

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内容説明・目次

内容説明

文字とテクストからみる雲南の歴史と現在、未来。中国雲南地域は、中華世界、チベット世界、東南アジア世界の交差する場所に位置し、インド系文字、チベット系文字、漢字、ラテン文字、イ文字やトンパ文字などの多様な文字表記とテクスト、それに基づく豊かな書承文化を発達させてきた。これらのテクストには、記録物としての価値のみならず、出版や保存、継承など、人間の社会活動そのものとしての側面がある。本書では、こうした書承文化に焦点をあて、地域の歴史や文化の多様性・重層性のあり様を解明する。

目次

  • 総論 雲南と書承文化
  • 1 少数民族の書承文化(ナシ族におけるテクスト—その形成と背景;ナシ族歴史史料—非漢文史料から見えてくるもの;彝語・彝文の辞書について;徳宏タイ族社会における詩的オラリティの伝承活動—女性詩師ワン・シャンヤーの取り組み;文字がもたらす権威の行方—中国雲南におけるラフ文字の創設と口承文化の関わり ほか)
  • 2 東南アジア・中華世界とのつながり(タイにおけるミエンの歌謡テクストと歌謡語;雲南・四川南部の漢族・非漢民族の漢字文芸と文字信仰—中華圏周縁部の対聯と惜字炉「字庫塔」;雲南下層社会への漢字リテラシーの普及—明清代を中心として;民間文書の収集保存と地域資源化—貴州省東南部錦屏県における清水江文書)

「BOOKデータベース」 より

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