感情天皇論
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感情天皇論
(ちくま新書, 1398)
筑摩書房, 2019.4
- タイトル読み
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カンジョウ テンノウロン
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内容説明・目次
内容説明
一九五九年、皇太子明仁のご成婚パレードの日、一人の少年が皇太子とその妻に石を投げた。三島由紀夫はその行為に「天皇と国民が個人として対話をする」というテロルを見て戦慄し、石原慎太郎はそれを隠蔽しようとした。そして即位した明仁天皇が行ってきたのは、かつて庵野秀明が描いた人類補完計画が成ったかの如き、統合の実践としての感情労働だった。『少女たちの「かわいい」天皇』から一時代を経て書かれた、「終わり」の平成天皇論
目次
- 序章 私たちは明仁天皇の「ことば」をいかにして見失ったか
- 第1章 他者としての天皇—投石少年論
- 第2章 セカイ系としての「純粋天皇」—大江健三郎を平成の終わりに読む
- 第3章 押入れの中の「美智子さんの写真」と「女子」教養小説という問題
- 第4章 シン・ゴジラの帰還と素晴らしき天皇なき世界
- 第5章 平成三〇年小説論—「工学化した世界」の片隅で
- 短い終章 天皇のいない国をつくる
「BOOKデータベース」 より