現代中東の宗派問題 : 政治対立の「宗派化」と「新冷戦」

書誌事項

現代中東の宗派問題 : 政治対立の「宗派化」と「新冷戦」

酒井啓子編著

(シリーズ転換期の国際政治, 10)

晃洋書房, 2019.4

タイトル別名

現代中東の宗派問題 : 政治対立の宗派化と新冷戦

タイトル読み

ゲンダイ チュウトウ ノ シュウハ モンダイ : セイジ タイリツ ノ 「シュウハカ」 ト 「シンレイセン」

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注記

参考文献: 各章末

内容説明・目次

内容説明

可視化される中東の「宗派問題」、中東「新冷戦」の潜在的構造。中東「新冷戦」と呼ばれる現状の原因を、人々は当たり前のようにシーア派・スンナ派間の「宗派対立」だとみなすが、本当だろうか?その文化決定論を疑い、根源にある歴史的・政治的要因や域内関係、国際関係の影響から、中東紛争の本質を解きほぐす。

目次

  • 中東の「宗派」を巡る問題の視座
  • 第1部 「宗派問題」を取り巻く前提状況—定義上の問題、国際政治、情報技術革新(宗派アイデンティティを脱神秘化する—「宗派主義」と中東研究;シーア派/スンナ派政治における(宗派間/宗派内)ダイアローグ—宗派主義化した新たな中東で、古典的アラブ冷戦を歴史的類推に用いること(の限界)について;中東のツイッター界にみる宗派的中傷の分布;宗派問題のメディア的基層—画期としての衛星放送時代)
  • 第2部 事例研究—シリア、イラク、アラビア半島諸国、イラン、トルコにおける「宗派」問題(シリア紛争の「宗派化」—ヒズブッラーの軍事介入の論理と実践;宗派主義の拡大と後退の条件—イラク世論調査にみる政党支持構造分析から;湾岸諸国と宗派;イエメンの内戦と宗派;上からの宗派主義化への抵抗—シーア派宗教国家下におけるクルド系国民とサラフィー主義;トルコにおける宗派主義的傾向—公正発展党政権期の社会的分裂の観点から)

「BOOKデータベース」 より

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