老い : 人文学・ケアの現場・老年学
著者
書誌事項
老い : 人文学・ケアの現場・老年学
ポラーノ出版, 2019.3
- タイトル別名
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老い : 人文学ケアの現場老年学
- タイトル読み
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オイ : ジンブンガク・ケア ノ ゲンバ・ロウネンガク
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注記
その他の編著者: 加藤諭, 近田真美子, 日笠晴香, 吉葉恭行
文献あり
内容説明・目次
内容説明
超高齢、人口減少社会を迎えた現代日本。終活、グレイヘア、人生100年時代など次々と新しい言葉が生まれ、氾濫している…。こうした時代に、私たちは「老い」をいかに捉え、どのように向き合えば良いのだろうか?過去の日本、現代の日本、そして日本と異なる文化圏へと時空を行き来しながら、「老い」の多様な姿を見つめ、「老い」をめぐる豊かな思索に迫り、人文学と老年学との架橋を目指す一冊。
目次
- 老い—ケアの現場に根ざした人文学から老年学へ
- 1部 現代日本における「老い」(ケアと「迷惑」—なぜ今日の高齢者はこれほどに「迷惑」を口にするのか;訪問看護師と老人専門看護師の老いに対する価値観;高齢者ケアに携わっている支援者の老年観—看護師、保健師、理学療法士の語りから;意思決定と感情の能力;現代日本における「老い」と科学技術政策;先端科学技術を活用したリハビリテーションの現状とその可能性)
- 2部 変容する「老い」(『栄花物語』における「老い」の観念について;『高野山往生伝』に見る老いと死—琳賢の「弥勒像」安置について;長生きはめでたいことなのか?—『徒然草』注釈から見る17世紀における「老い」の観念;其弊は廃すべし、其制は廃すべからず—穂積陳重『隠居論』における社会進化と「老い」;明治末から大正期におけるメチニコフの「老い」をめぐる言説の受容;1960年代以前における献体運動と白菊会;翁童というナラティブ—『フランダースの犬』受容から考える)
- 3部 「老い」の多様性(老いの境界—西洋の知見から;中世ヨーロッパの修道院における看取り—ハイスターバッハのカエサリウス『奇跡についての対話』を手がかりに;「自分が何者であるかも判らない」—ボーヴォワール『老い』に対する現象学的アプローチ;儒家の養老思想およびその現代社会における意義について;中国における高齢者ターミナルケアの歴史と現在)
- 「老い」をめぐる人文学研究から「老年人文学」へ
「BOOKデータベース」 より