遠藤周作と探偵小説 : 痕跡と追跡の文学

書誌事項

遠藤周作と探偵小説 : 痕跡と追跡の文学

金承哲著

(南山大学学術叢書)

教文館, 2019.3

タイトル読み

エンドウ シュウサク ト タンテイ ショウセツ : コンセキ ト ツイセキ ノ ブンガク

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注記

参考文献: p341-355

内容説明・目次

内容説明

遠藤文学の根源に探偵小説あり。それは、痕跡を追跡するスリルとミステリーに満ちたもの。神を追う人間と神に追われる人間を語る遠藤文学を、新しい視点で俯瞰する!

目次

  • 第1章 「芸術体験」としての探偵小説(遠藤周作論の脱構築;探偵小説との出会い)
  • 第2章 遠藤文学の探偵小説的構造(「影なき男」を読む;探偵小説作家としての遠藤周作;遠藤文学の横糸と縦糸)
  • 第3章 なぜ探偵小説なのか(痕跡の追跡としての探偵小説;技法を問う作家—小説家と批評家としての遠藤周作;探偵小説という技法)
  • 第4章 遠藤文学における「痕跡の追跡」の諸相(リヨンの犯罪学者E.ロカール—遠藤の痕跡理解の淵源;神を追跡する人・人を追跡する神)
  • 第5章 探偵小説として読む『沈黙』(フェレイラの棄教—「出発点における不可思議性」;井上筑後守とロドリゴ—「中道に於けるサスペンス」;最期の切支丹司祭—「結末の意外性」;なぜ『沈黙』は「切支丹屋敷役人日記」で締めくくられたのか;結論の代わりに—今後の遠藤研究のための提言)

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詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BB28113401
  • ISBN
    • 9784764274334
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    359, ivp
  • 大きさ
    22cm
  • 分類
  • 件名
  • 親書誌ID
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