書誌事項

金・女真の歴史とユーラシア東方

古松崇志 [ほか] 編

(アジア遊学, 233)

勉誠出版, 2019.4

タイトル別名

金女真の歴史とユーラシア東方

タイトル読み

キン ジョシン ノ レキシ ト ユーラシア トウホウ

大学図書館所蔵 件 / 98

この図書・雑誌をさがす

注記

その他の編者: 臼杵勲, 藤原崇人, 武田和哉

関係年表: p10-11

参考文献: 章末

内容説明・目次

内容説明

十二世紀前半に北東アジアより勃興、契丹(遼)・北宋を滅ぼし、広くユーラシア東方に一〇〇年にわたる覇をとなえた金国(金朝)。その建国の中枢を担った北東アジアのツングース系部族集団である女真は、のちの大清国(清朝)を建国したマンジュ人のルーツとしても知られ、世界史を考えるうえで、金・女真は、避けては通れない大きな存在である。近年深化を遂げるユーラシア東方史の研究の最先端より、「政治・制度・国際関係」「社会・文化・言語」「遺跡と文物」そして「女真から満洲への展開」という四つの視角から金・女真の歴史的位置づけを明らかにする。

目次

第1部 金代の政治・制度・国際関係(金国(女真)の興亡とユーラシア東方情勢;契丹“遼”の東北経略と「移動宮廷(行朝)」—勃興期の女真をめぐる東部ユーラシア状勢の一断面;女真と胡里改—鉄加工技術に見る完顔部と非女真系集団との関係;女真族の部族社会と金朝官制の歴史的変遷;十五年も待っていたのだ!—南宋孝宗内禅と対金関係;第2部 金代の社会・文化・言語(女真皇帝と華北社会—郊祀覃官からみた金代「皇帝」像;金代の仏教;金代の道教—「新道教」を越えて;女真語と女真文字);第3部 金代の遺跡と文物(金上京の考古学研究;金代の城郭都市;金代の在地土器と遺跡の諸相;金代の陶磁器生産と流通;金代の金属遺物—銅鏡と官印について);第4部 女真から満洲へ(元・明時代の女真(直)とアムール河流域;ジュシェンからマンジュへ—明代のマンチュリアと後金国の興起)

「BOOKデータベース」 より

関連文献: 1件中  1-1を表示

詳細情報

ページトップへ