「身軽」の哲学
著者
書誌事項
「身軽」の哲学
(新潮選書)
新潮社, 2019.5
- タイトル別名
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身軽の哲学
- タイトル読み
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ミガル ノ テツガク
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内容説明・目次
内容説明
人はなぜ、後半生になると重荷を下ろしたくなるのか。西行、親鸞、芭蕉、良寛に共通することは、人生の折返し点を過ぎ、歌や句にますます傾倒していったことだ。肩にのしかかった責務や思想、人間関係などから解き放され、旅に出て「うた」をつくった。孤独を楽しみ、軽やかな自由の世界にあそんだ。そろそろ私たちも、「ねばならない」生き方から少しずつ解放されようではないか。
目次
- 序章 存在の重さと軽さ(消化器系と循環器系;思想という重さ ほか)
- 第1章 西行の旅姿(マイルドな家出;西行の林住期 ほか)
- 第2章 親鸞の変容(親鸞と法然;三つの期 ほか)
- 第3章 芭蕉の乞食願望(「軽み」の境涯;西行と同じ「筋」 ほか)
- 第4章 良寛遁走(俗にあらず、沙門にあらず;芭蕉め、と良寛も ほか)
「BOOKデータベース」 より