日本経営哲学史 : 特殊性と普遍性の統合

書誌事項

日本経営哲学史 : 特殊性と普遍性の統合

林廣茂著

(ちくま新書, 1413)

筑摩書房, 2019.6

タイトル読み

ニホン ケイエイ テツガクシ : トクシュセイ ト フヘンセイ ノ トウゴウ

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注記

参考文献: p389-398

内容説明・目次

内容説明

日本の経営哲学の核心には、古来「和魂」と呼びうる独特の宗教性・倫理道徳性・世界観がある。この和魂が劣化し、日本企業は「モノ造り」から「コト創り」への価値創造の転換に失敗したのだ。本書は、中世から現代までの日本の経営哲学の展開を概観し、渋澤栄一から松下幸之助・本田宗一郎らに至る代表的経営者の系譜をたどりつつ、その思想に顕れた和魂の実相を見る。そして日本再生に向け、日本的特殊性とグローバルな普遍性を最適統合した新和魂の経営哲学を提唱する。

目次

  • 序章 経営哲学とは何か
  • 第1章 経営哲学前史—日本人の思想の系譜をたどる
  • 第2章 封建日本期の文明システムと経営哲学—江戸時代
  • 第3章 帝国日本期の文明システムと経営哲学—明治・大正・昭和戦前・戦中期
  • 第4章 民主日本期の文明システムと経営哲学—1945〜1990
  • 第5章 経済大国化を担った企業家の経営哲学
  • 第6章 戦後日本人の思想変遷
  • 第7章 グローバル日本期の長期低迷と競争力の後れ—1991〜現在
  • 終章 「新和魂グローバル最適経営」の提案
  • 補章 武士道と商人道は二項対立で捉えるべきか

「BOOKデータベース」 より

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