救済の文学
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救済の文学
田畑書店, 2019.4
- タイトル読み
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キュウサイ ノ ブンガク
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注記
参考文献: p208-210
内容説明・目次
内容説明
新世代の新世代による新世代のための私小説論!いい私小説を読むと、なぜわれわれの魂は慰められるのだろう。そしてなぜ、くり返し読んでも飽きないのだろう。文学の故郷に、“受容する主体”(読者)という方向から全く新しいアプローチをはかった、気鋭の文芸評論集。
目次
- 1 救済の文学(ドイツの自伝小説と日本の私小説;救済の文学—何故、私小説は一部の人から熱狂的に迎えられるのか;創作者と読者との神秘的邂逅—受容理論の盲点;文学より神秘へと至る道—十九世紀ロマン主義と写実・自然主義の系譜)
- 2 日本の文芸において(文芸の土壌問題—近代における日本語と日本文学の宿命;オイコス的芸術観—日本の芸術に見られる一傾向;日本近代文学の土壌に流れる二つの水脈)
- 3 文学史研究(トルストイとリアリズムに関する三つの考察;文芸復興前史—「プロ文」時代から文芸復興へ;雑誌『風景』について—文学とマス・メディア)
「BOOKデータベース」 より