書誌事項

説話の形成と周縁

倉本一宏, 小峯和明, 古橋信孝編

臨川書店, 2019.5-2019.6

  • 古代篇
  • 中近世篇

タイトル読み

セツワ ノ ケイセイ ト シュウエン

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注記

文献: 章末

内容説明・目次

巻冊次

古代篇 ISBN 9784653045113

内容説明

風土記・万葉集から、日本霊異記・今昔物語集まで。物語・和歌・美術・宗教との関わりのなかで、説話はいかに生み出され定着したのか。

目次

  • 序章
  • 第1章 『丹後国風土記』逸文と天女説話
  • 第2章 『出雲国風土記』に描かれた説話と古墳
  • 第3章 「みやび」の伝播伝承—『万葉集』巻一六・三八〇七
  • 第4章 絵画と説話—古代において仏教説話はいかに語られたのか
  • 第5章 平安初期仏教界と五台山文殊信仰—『日本霊異記』上巻第五縁五台山記事が語るもの
  • 第6章 光仁王統と早良親王の「生首還俗」
  • 第7章 真言僧深覚僧正の霊験譚とその記録
  • 第8章 院政期の宿曜道と宿曜秘法伝承
巻冊次

中近世篇 ISBN 9784653045120

内容説明

時空間やジャンル、虚実の壁を越えて、説話はいかに発展してきたのか。巡礼記・軍記・古註釈から、説話の言説・メディア論まで。

目次

  • 序章
  • 第1章 歌を詠む名所—巡見使の旅日記を検証する
  • 第2章 『弘安源氏論義』をめぐる史料と説話
  • 第3章 西国順礼縁起攷—附 道成寺蔵『古伝口訣 西国卅三所順礼縁起』翻刻
  • 第4章 梶原景時の頼朝救済の説話をめぐって—『愚管抄』と『平家物語』とのあいだ
  • 第5章 甲斐武田氏の対足利氏観
  • 第6章 転生する『太平記』—吉村明道編『近世太平記』を中心に
  • 第7章 説話の第三極・話芸論へ—“説話本”の提唱
  • 第8章 ベトナムの漢文説話の形成—歴史性と語り
  • 第9章 「説話」という概念—文化史の再建から文芸史研究へ

「BOOKデータベース」 より

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