ブラジル黒人運動とアフリカ : ブラック・ディアスポラが父祖の地に向けてきたまなざし

書誌事項

ブラジル黒人運動とアフリカ : ブラック・ディアスポラが父祖の地に向けてきたまなざし

矢澤達宏著

慶應義塾大学出版会, 2019.6

タイトル別名

ブラジル黒人運動とアフリカ : ブラックディアスポラが父祖の地に向けてきたまなざし

タイトル読み

ブラジル コクジン ウンドウ ト アフリカ : ブラック ディアスポラ ガ フソ ノ チ ニ ムケテ キタ マナザシ

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注記

2017年7月に慶應義塾大学大学院法学研究科に提出した博士学位請求論文「ブラジル黒人運動にとってのアフリカ : ブラック・ディアスポラが父祖の地に向けるまなざしの諸相」(慶應義塾大学, 2018年) に大幅な加筆修正をおこなったもの

参照・引用資料一覧: p235-250

内容説明・目次

内容説明

米州最大の黒人人口を擁するブラジル。黒人は逆境との闘いのなかで父祖の地アフリカをどう位置づけてきたのか?活路や着想を求める肯定的姿勢と、敬遠し封印しようとする否定的態度との交錯は、時代の移り変わりのみならず、ブラジル固有の状況の反映でもあった。一九世紀〜一九七〇年代のブラジルで黒人がみせてきた行動・言論・思想のいくつかの断面から、「黒人大国」の抱えるジレンマを読み解く意欲作。

目次

  • 序章 ブラック・ディアスポラ研究とブラジル
  • 第1章 一九世紀におけるブラジル黒人のアフリカ「帰還」—「帰郷か、解放か」をこえて
  • 第2章 二〇世紀前半のサンパウロにおける黒人運動の性格と動態
  • 第3章 二〇世紀前半の黒人新聞のなかのアフリカとブラック・ディアスポラ—「アフリカ性」の忌避
  • 第4章 二〇世紀前半の黒人新聞の言説にみる人種とネイション—混血のブラジル人への執着
  • 第5章 ブラック・アトランティックのなかのブラジル—アブディアス・ド・ナシメントの思想(一九六〇‐七〇年代)におけるアフリカ志向とその背景
  • 終章 父祖の地をめぐって交錯する思惑

「BOOKデータベース」 より

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