古典つまみ読み : 古文の中の自由人たち
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古典つまみ読み : 古文の中の自由人たち
(平凡社新書, 920)
平凡社, 2019.8
- タイトル読み
-
コテン ツマミヨミ : コブン ノ ナカ ノ ジユウジン タチ
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注記
参考文献: p281-286
内容説明・目次
内容説明
ときに尼の強く信じる心が地蔵菩薩を現前させ、平家侍は一門とともにあえて滅びの運命を選びとり、色好みの若き平安貴族は気随気ままな日常を繰り広げる。結びには兼好法師、西行、良寛の人生論を取り上げ、人はいかにして心豊かに自由に生きられるのか、確かな鑑賞力でもって選ばれた古文から考える。人間はなぜ、かくも不器用で愛おしいのか。大人ならではの古典の愉しみ方を徹底指南。
目次
- 『宇治拾遺物語』—尼とばくち打ち
- 『平家物語』—主人の御供を拒む家来
- 『枕草子』—恋する貴公子
- 『源氏物語』—生彩を放つ少女
- 『芭蕉翁頭陀物語』—たくらむ俳人
- 『大鏡』—死に際に弟を降格させた兄
- 『更級日記』—物語と猫と姉妹
- 『閑居友』—世塵の中で道を求めた僧
- 『発心集』—笛を吹いて明かし暮らす法師
- 『保元物語』—武門源氏の子息の覚悟
- 『建礼門院右京大夫集』—滅び去った恋人たちへの思い
- 『徒然草』—兼好法師の交友論
- 『山家集』—心の月を磨く人
- 『良寛全集』—“ひとり遊び”の精神
「BOOKデータベース」 より