中国金融の実力と日本の戦略

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中国金融の実力と日本の戦略

柴田聡著

(PHP新書, 1198)

PHP研究所, 2019.8

タイトル読み

チュウゴク キンユウ ノ ジツリョク ト ニホン ノ センリャク

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内容説明・目次

内容説明

2016年に世界最大となった中国の銀行市場。シャドーバンキングの資産規模は約900兆円、超富裕層の資産は2300兆円、日本の約1.3倍だという。さらに、個人間決済ではフィンテックの伸長著しく、キャッシュレス化率では日本を大きく引き離している。急成長を遂げる中国メガ市場において、日本はどのようにその「果実」を享受すべきか。日中金融協力の現場に立ってきた著者は、中国金融を把握するためには「リスクも正しく認識する必要がある」と述べる。エビデンスに基づく客観的な分析と豊富な図解により、中国金融の最前線と日本の対応策を描き出す意欲作。

目次

  • 第1章 世界トップクラスに成長した中国金融市場—その秘密と課題(世界最大の銀行市場;日中が競う世界第2位の株式市場;世界第2位の保険市場;巨大な「シャドーバンキング」;フィンテック大国・中国;中国金融当局の権力と悩み;国際金市場に本格デビューする中国)
  • 第2章 中国金融ビジネスの最前線—日系金融機関の挑戦(日中株式市場のチャネル開通—ETF相互上場の実現;巨大中国市場に参入する証券会社;脱「日系企業依存」;急成長する中国債権ビジネス)
  • 第3章 なぜ日中金融協力が必要なのか?—未来を展望して(中国の成長の果実を日本に;米中貿易戦争と中国金融;「紅船」は金融にも来るのか?;日中金融協力の未来)

「BOOKデータベース」 より

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