上海の戦後 : 人びとの模索・越境・記憶
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書誌事項
上海の戦後 : 人びとの模索・越境・記憶
(アジア遊学, 236)
勉誠出版, 2019.7
- タイトル別名
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上海の戦後 : 人びとの模索越境記憶
- タイトル読み
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シャンハイ ノ センゴ : ヒトビト ノ モサク・エッキョウ・キオク
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注記
編者「高綱」の「高」は「梯子高 (はしごだか) 」の置き換え
文献あり
内容説明・目次
内容説明
終戦から中華人民共和国成立にいたる上海の戦後は、これまで、日本の敗戦に始まり、国民政府軍による上海接収、日本人の引揚げ、漢奸裁判、国共内戦の勃発、国民党の弾圧と腐敗、国民党政権の崩壊として叙述されてきた。本書はいわばそうした政治史の通史としてではなく、上海の“戦後”を体験した人びとの“模索”、“越境”、“記憶”という切り口から戦後の上海像を提示し、その多様性に注目した新たな歴史像を提示する。
目次
- はじめに—戦後上海への招待
- 第1部 人びとの“模索”(対日協力者の戦後—日本亡命者盛毓度と留園;過去を背負って生きる—二人の「文化漢奸」;民族資本家の一九四九年—劉鴻生一族の選択 ほか)
- 第2部 “越境”の軌跡(戦後上海の欧米人社会—一九四六年の英字紙紙面から;上海ユダヤ人の戦後—「待合室」上海から、「目的地」アメリカへ;上海から京都へ—「高博愛」(Charles Grosbois)の戦後 ほか)
- 第3部 “記憶”の再編(堀田善衞と敗戦期上海日本文化人の「中国」表現—日記・雑誌・作品;堀田善衞をめぐる敗戦前後の上海人脈;上海ノスタルジーのゆらぎ—武田泰淳『上海の蛍』における回想の方法 ほか)
「BOOKデータベース」 より