大審問官スターリン
著者
書誌事項
大審問官スターリン
(岩波現代文庫, 文芸 ; 311)
岩波書店, 2019.9
- タイトル別名
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スターリン : 大審問官
- タイトル読み
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ダイシンモンカン スターリン
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注記
小学館(2006.2)刊の文庫化。文庫化に際し、巻末に「人物紹介+人名索引」を付した
スターリン時代のソ連年表: p394-396
主要参照文献一覧: 巻末p8-12
内容説明・目次
内容説明
革命の父レーニンの後に現われ、人々が「全民族の父」とみなし、神とあがめたスターリン。だが、その正体は自由な芸術を検閲によって弾圧し、政敵を次々と粛清する、さながら中世の異端審問官のような独裁者であった…。同時代人の証言もまじえ、スターリン支配下に現出した恐るべき大粛清の実態を暴き、独裁者の内面に文学的想像力で迫る。『磔のロシア』と同時代の事象を、スターリン権力の側から一点透視法的に描き出す。文庫版には、主な登場人物の紹介付き索引を付した。
目次
- 第1章 奇跡 大審問官の誕生—一九二四‐一九二九(「栄光」の予感;巨大検閲機関の誕生—前史1 ほか)
- 第2章 暗雲 二発の銃声—一九二九‐一九三四(集団化の悲惨;進化する検閲 ほか)
- 第3章 神秘 大テロルの時代—一九三五‐一九四〇(鎮魂歌とユーフォリア;幻のフィルム『ベージン草原』 ほか)
- 第4章 聖戦 ナチス・ドイツとの闘い—一九三九‐一九四五(大戦前夜の悲劇;レニングラード交響曲 ほか)
- 第5章 権威 「われは国家なり」—一九四六‐一九五三(ジダーノフ批判—歴史的な決定;映画、演劇、音楽への批判の波及 ほか)
「BOOKデータベース」 より