近現代日本の民間精神療法 : 不可視な (オカルト) エネルギーの諸相

書誌事項

近現代日本の民間精神療法 : 不可視な (オカルト) エネルギーの諸相

栗田英彦, 塚田穂高, 吉永進一編

国書刊行会, 2019.9

タイトル別名

近現代日本の民間精神療法 : 不可視なエネルギーの諸相

タイトル読み

キンゲンダイ ニホン ノ ミンカン セイシン リョウホウ : オカルト エネルギー ノ ショソウ

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内容説明・目次

内容説明

催眠術は明治に輸入されて大正期に霊術・精神療法へと発展し、ヨーガと日本の腹式呼吸法が混じり合い、エネルギー概念が「気」に接合される。これは「呪術の近代化」「催眠術の呪術化」であり、西洋の近代オカルティズム、アメリカのニューソートと並行するグローバルなオカルティズム運動であった。その全体像を多様な視点から横断的に描く、初の本格的論集。

目次

  • 1 流入する科学的エネルギーとヨーガ(物理療法の誕生—不可視エネルギーをめぐる近代日本の医・療・術;松本道別の人体放射能論—日本における西欧近代科学受容の一断面;ウィリアム・ウォーカー・アトキンソン—別名、ヨギ・ラマチャラカ)
  • 2 産み出す“気”と産み出される“思想”(政教分離・自由民権・気の思想—川合清丸、吐納法を以て天下国家を平地す;玉利喜造の霊気説の形成過程とその淵源—伝統と科学の野合;霊術・身体から宗教・国家へ—三井甲之の「手のひら療治」;活元運動の歴史—野口整体の史的変容)
  • 3 還流するレイキ(大正期の臼井霊気療法—その起源と他の精神療法との関係;臼井霊気療法からレイキへ—トランス・パシフィックによる変容;「背景化」するレイキ—現代のスピリチュアル・セラピーにおける位置づけ)
  • 4 民間精神療法主要人物および著作ガイド(萌芽期一八六八〜一九〇三年;精神療法前期一九〇三〜一九〇八年;精神療法中期一九〇八〜一九二一年;精神療法後期一九二一〜一九三〇年;療術期一九三〇〜一九四五年)

「BOOKデータベース」 より

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