疎開体験の戦後文化史 : 帰ラレマセン、勝ツマデハ
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書誌事項
疎開体験の戦後文化史 : 帰ラレマセン、勝ツマデハ
青弓社, 2019.9
- タイトル別名
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疎開体験の戦後文化史 : 帰ラレマセン勝ツマデハ
- タイトル読み
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ソカイ タイケン ノ センゴ ブンカシ : カエラレマセン カツ マデワ
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文献あり
内容説明・目次
内容説明
避難ではなく疎開と呼ばれた銃後の人口移動政策を、敗戦後の文学はどのように語り、位置づけてきたのか。柳田国男、太宰治、石川達三、「内向の世代」のテクストや映画を糸口にして、銃後の記憶を抱えて戦後を生きた人々の思いを照らし出す。
目次
- いま、疎開を考えることは
- 第1部 戦争を体験する疎開—柳田国男、記録と証言、疎開派(「昭和の楠公父子」になるために—学童集団疎開・七生報告・『先祖の話』;もう一度、空襲と疎開を—『東京大空襲・戦災誌』、「名古屋空襲誌」、「学童疎開ちくさ」;戦中派と戦後派のはざまで—疎開派という世代)
- 第2部 戦争を体験しない疎開—「内向の世代」・黒井千次・高井有一(悔恨ではなく、内向する世代の疎開—黒井千次「聖産業週間」、「時の鎖」;「不確かな私」のために召喚される疎開体験—高井有一「北の河」;疎開体験者の特別な「一証言」—高井有一「少年たちの戦場」からいまを)
- 第3部 “田舎と都会”をさまよう疎開—石川達三・太宰治・坂上弘(暴き出される疎開と田舎—石川達三「暗い嘆きの谷」;東京がら疎開すて来だ「津軽人」が言ってまった…—太宰治「十五年間」「やんぬる哉」など;疎開を読み替える—戦争体験、“田舎と都会”、そして坂上弘)
「BOOKデータベース」 より