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悪の脳科学

中野信子著

(集英社新書, 1000I)

集英社, 2019.11

タイトル読み

アク ノ ノウカガク

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内容説明・目次

内容説明

藤子不二雄Aの名作漫画『笑ウせぇるすまん』では、主人公の喪黒福造が日常のどこにでもいるような老若男女を言葉巧みに陥れていく。喪黒は様々な誘惑の手口でターゲットを破滅に導く—。人間は誰でも驚くほど簡単に騙すことができる。そして、人間の心は簡単に操ることができる。喪黒福造というキャラクターを分析しながら、喪黒の“騙しと誘惑の仕方”を脳科学の視点で考察し、「人間の心のスキマ」を解き明かす!巻末には藤子不二雄Aとの対談も収録。

目次

  • はじめに 簡単に騙される、人間という悲しい生きもの
  • 第1章 あるべくして不完全な人間の脳 “『笑ウせぇるすまん』の世界観”—「ココロのスキマ…お埋めします」という名刺(ココロと呼ばれるものの正体;脳はあるべくして不完全である、その理由 ほか)
  • 第2章 ラポールの形成 “喪黒福造の接近テクニック”—喪黒福造のコールド・リーディング(ターゲットの心理をコントロールするための常套手段;誰にでも当てはまる万能の千里眼 ほか)
  • 第3章 騙されるメカニズム “ターゲットの心を操る喪黒福造”—人間の我慢の限界は、なにで決まるか(人間の「我慢の総量」はあらかじめ決まっている;現代社会には不都合な人間の生理メカニズム ほか)
  • 終章 騙されやすい脳と、騙されにくい脳—詐欺師たちの常連客(「騙される人」と「騙されにくい人」;メタ認知能力の高い人の特徴 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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