難民との友情 : 難民保護という規範を問い直す
著者
書誌事項
難民との友情 : 難民保護という規範を問い直す
明石書店, 2019.11
- タイトル別名
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Friendship between refugees and us : the politics of refugee protection
- タイトル読み
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ナンミン トノ ユウジョウ : ナンミン ホゴ トイウ キハン オ トイ ナオス
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注記
博士論文 (一橋大学) を大幅に書き直したもの
参考文献: p285-295
内容説明・目次
内容説明
難民問題を配分的正義の問題へと還元してしまうことで、友情という次元は見えづらくなる。あるいは、友情という問題は、その次の段階の問題、とされてしまう。つまり、配分的正義の問題が解決したあかつきには、難民との友情も可能となるであろうということが、ほとんど根拠なしに自明のこととして前提されている。しかし、本書ではそうした前提はとらない。これは段階の問題ではない。配分的正義の問題へと切り詰められることによって、難民は制度的な身分へと取り込まれ保護され、国民社会との関係性はかえって希薄化していく。互いに友情を結ぶチャンスは遠ざかる。大事なことは、正義の実現を辛抱強く待つことではなく、別の位相において同時に、友情を追求することであろう。
目次
- 第1章 国民国家システムと難民
- 第2章 難民の定義をめぐって
- 第3章 「移民状況」/「難民状況」
- 第4章 主権の過剰による難民の地位の変容過程
- 第5章 難民との友情
- 第6章 流動へと根づく
- 第7章 「中国残留邦人」という移動—「移動」と「定住」の弁証法
「BOOKデータベース」 より
