書誌事項

環太平洋地域の移動と人種 : 統治から管理へ、遭遇から連帯へ

田辺明生, 竹沢泰子, 成田龍一編

京都大学学術出版会, 2020.1

タイトル別名

環太平洋地域の移動と人種 : 統治から管理へ遭遇から連帯へ

タイトル読み

カンタイヘイヨウ チイキ ノ イドウ ト ジンシュ : トウチ カラ カンリ エ、ソウグウ カラ レンタイ エ

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注記

参考・参照文献あり

収録内容

  • 遭遇としての植民地主義 : 北海道開拓における人種化と労働力の問題をめぐって / 平野克弥
  • 植民地統治と「カテゴリー」 : 植民地期シンガポールでの治安秩序維持を事例として / 鬼丸武士
  • アメリカに渡った被差別部落民 : 太平洋を巡る「人種化」と「つながり」の歴史経験 / 関口寛
  • 排日から排墨へ : 一九二〇年代カリフォルニア州における人種化経験の連鎖 / 徳永悠
  • 博物館におけるマイノリティ表象の可能性 : 差別と人権の政治学 / 吉村智博
  • 日系アメリカ人の原爆批評 : 戦争の記憶と一九九五年のエノラ・ゲイ展 / 内野クリスタル
  • 一九九二年ロスアンジェルス蜂起をめぐる表象の政治 : 『薄明かり--ロスアンジェルス、1992』と記憶の重層性 / 土屋和代
  • 巡礼する人種主義のためのノート / 成田龍一
  • ヴァーチャル化する「人種」 : 現代インドにおけるデータガバナンスと人種化 / 田辺明生
  • 「ほどく」「つなぐ」が生み出すマイナー・トランスナショナリズム : 井上葉子とジーン・シンの作品と語りから / 竹沢泰子

内容説明・目次

内容説明

移民・難民への排外主義の横行…。肌の色ではない、目に見えない特徴から排除する「人種化」に、私たちはどう抗い、希望を見出すか?

目次

  • 1 拡大する帝国・国民国家(遭遇としての植民地主義—北海道開拓における人種化と労働力の問題をめぐって;植民地統治と「カテゴリー」—植民地期シンガポールでの治安秩序維持を事例として)
  • 2 マイノリティたちの遭遇・共感・連帯(アメリカに渡った被差別部落民—太平洋を巡る「人種化」と「つながり」の歴史経験;排日から排墨へ—一九二〇年代カリフォルニア州における人種化経験の連鎖)
  • 3 政治実践としての記憶と表象(博物館におけるマイノリティ表象の可能性—差別と人権の政治学;日系アメリカ人の原爆批評—戦争の記憶と一九九五年のエノラ・ゲイ展;一九九二年ロスアンジェルス蜂起をめぐる表象の政治—『薄明かり—ロスアンジェルス、1992』と記憶の重層性)
  • 4 グローバル化時代の管理と抵抗(巡礼する人種主義のためのノート;ヴァーチャル化する「人種」—現代インドにおけるデータガバナンスと人種化;「ほどく」「つなぐ」が生み出すマイナー・トランスナショナリズム—井上葉子とジーン・シンの作品と語りから)

「BOOKデータベース」 より

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