進化と暴走 : ダーウィン「種の起源」を読み直す
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書誌事項
進化と暴走 : ダーウィン「種の起源」を読み直す
(いま読む!名著)
現代書館, 2020.1
- タイトル別名
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進化と暴走 : ダーウィン種の起源を読み直す
- タイトル読み
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シンカ ト ボウソウ : ダーウィン シュ ノ キゲン オ ヨミナオス
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注記
文献: p202-236
内容説明・目次
内容説明
『種の起源』は、今日でも読む価値のある科学書の古典として知られてはいるが、科学技術先進国アメリカですら過半数の国民が、ダーウィンの唱える人間の進化—全ての生物は共通の祖先から時間をかけて徐々に変化してきた—を否定しているなど、出版から一六〇年以上たった今日でも、「進化」という概念が一般社会で広く認められているとは言えない。そして、時として大きな誤解や曲解のもと、人間や社会を暴走させている。それはいったいなぜなのか、そして、その暴走が人類に何をもたらしているのか。ダーウィンと同時代を生きた科学者、思想家、政治家などの人間観、生命科学の原則を共有しない「人間科学」が孕む歪、そしてコミュニケーションや思考を奇妙な方向に発展させていく人間固有の能力「言語」など、科学領域に留まらず、幅広い視点から、進化と暴走の行方を考える。
目次
- 序章 ダーウィンのメッセージ
- 第1章 『種の起源』を読む
- 第2章 ダーウィンと周辺の人々—人間の変異と平等
- 第3章 ダーウィンと人間科学
- 第4章 言語の特性と進化
- 第5章 人類の暴走と限界
- ダーウィンのメッセージ再び
「BOOKデータベース」 より