アメリカ・センサスと「人種」をめぐる境界 : 個票にみるマイノリティへの調査実態の歴史

書誌事項

アメリカ・センサスと「人種」をめぐる境界 : 個票にみるマイノリティへの調査実態の歴史

菅(七戸)美弥著

勁草書房, 2020.1

タイトル別名

American census and the boundary of "race" : a history of census taking on minority groups though manuscript population schedules

アメリカセンサスと人種をめぐる境界 : 個票にみるマイノリティへの調査実態の歴史

タイトル読み

アメリカ センサス ト ジンシュ オ メグル キョウカイ : コヒョウ ニ ミル マイノリティ エノ チョウサ ジッタイ ノ レキシ

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注記

史料文献一覧: 巻末p13-45

内容説明・目次

内容説明

アメリカ・センサスはマイノリティをどのように調査し、管理し、監視し、それが如何なる排斥につながったのか。「名もなき人々」へのセンサスの記録と日本側査証史料等の相互参照により、幕末〜明治初期の環太平洋の移動と移民史のリンケージにおいて新たに見えてくるものとは。マイノリティをめぐる歴史学の新たな方法論。センサスを通じた「ホワイトネス」への包摂と排除の歴史を繙く。

目次

  • 序章 アメリカ・センサスと「人種」をめぐる境界
  • 第1章 「その他全ての自由人」—マイノリティへのアメリカ・センサス調査の初期事例
  • 第2章 「その他全ての自由人」の変容と調査票にみる中国人の「人種」の境界
  • 第3章 一八五二年カリフォルニア州センサス、一八六〇年連邦センサス—「チャイニーズ」をめぐる調査票への接近
  • 第4章 「ジャパニーズ」をめぐる調査票への接近—一八六〇〜七〇年
  • 第5章 「ジャパニーズ」をめぐる調査票への接近—一八八〇年
  • 第6章 センサスにおける認知と排斥/無視と包摂
  • 終章 センサス「人種」分類をめぐるポリティクス

「BOOKデータベース」 より

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