一人っ子政策と中国社会
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一人っ子政策と中国社会
京都大学学術出版会, 2020.2
- タイトル読み
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ヒトリッコ セイサク ト チュウゴク シャカイ
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参考文献一覧: p350-359
索引あり
内容説明・目次
内容説明
70年代末から続いた一人っ子政策は、中国の社会構造を大きく変えた。近代化路線と同時に始まったリプロダクションにおける強権の行使と黙認・容認、抵抗と打算、家族・労働の変化等々、生殖コントロールをめぐる実践の中で、女性は酷く傷ついたが、結果として、男性中心社会は大きく揺らぎつつある。「圧縮された近代」の隣人たちが経験した、リプロダクティブ・ヘルス&ライツの変貌を鋭く分析する。
目次
- 解説 アジア近代のリプロダクションの変容—出産の近代化と家族計画の普及
- 第1部 中国の人口問題と計画出産(中国の人口と人口政策—ジェンダーとリプロダクションからみる中国人口史;非合法堕胎から計画出産へ—中華人民共和国成立前後の性と生殖をめぐる言説空間の変容)
- 第2部 上海の計画出産(都市の女性に浸透する計画出産—一九五〇〜六〇年代上海におけるリプロダクションの変化;上海における一人っ子体制の成立—一九七〇〜八〇年代)
- 第3部 中国農村の計画出産(先進的農村における計画出産の展開—遼寧省Q村;「遅れた」農村における計画出産の紆余曲折—湖南省B村)
「BOOKデータベース」 より