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平和憲法とともに : 深瀬忠一の人と学問

稲正樹, 中村睦男, 水島朝穂編

新教出版社, 2020.2

タイトル読み

ヘイワ ケンポウ ト トモ ニ : フカセ タダカズ ノ ヒト ト ガクモン

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内容説明・目次

内容説明

本書は、深瀬没後4年有余を経て、その衣鉢を継ぐ者たちが、憲法学、憲法訴訟、平和運動、信仰生活など多方面から彼の歩みを振り返り、平和憲法が危機にある今日、人々が平和に生きる権利を守るための新たな取り組みに向けて、力強いメッセージを紡ぎ出そうとする論集である。

目次

  • 第1部 憲法学者からみた深瀬憲法学(北からの平和—北海道と九条;九条訴訟という錯綜体;安保法制違憲訴訟に見る深瀬憲法理論;今日の憲法政治と平和的生存権;深瀬平和憲法学のactuality—立憲平和主義と平和保障構想;深瀬憲法学における統治機構論を再考する—議院内閣制と二院制を中心に;解散権行使に対する憲法上の制約—深瀬忠一の「憲法習律」論再考;深瀬憲法学のフランス憲法研究および日仏交流への貢献)
  • 第2部 憲法裁判と平和的生存権の拡大(深瀬教授と恵庭裁判—恵庭のたたかい(平和に生きる権利と不断の努力)とその応用;世論・理論・弁論の三論一体で闘った恵庭裁判—弁護団の立場から;裁判・営農「支援」—私達は「被告」であり「原告」でした;深瀬先生が愛された北海道キリスト者平和の会;憲法教育における「平和的生存権」の可能性—事実をもとにした恵庭事件の授業から;憲法裁判と平和的生存権—深瀬忠一が教えてくれたもの;平和的生存権—国連でどのように議論されてきたか)
  • 第3部 深瀬忠一の人と信仰・学問(深瀬忠一の生涯;札幌福音的教育・平和研究会と深瀬忠一;Be gentlemanと保育支援—深瀬先生とクラーク先生と発寒ひかり保育園;深瀬忠一氏を偲ぶ;深瀬憲法学の特質—キリスト教的背景と「立憲民主平和主義」;福音的平和—深瀬忠一の学問と信仰)

「BOOKデータベース」 より

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