前近代東アジアにおける「術数文化」
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前近代東アジアにおける「術数文化」
(アジア遊学, 244)
勉誠出版, 2020.2
- タイトル別名
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前近代東アジアにおける術数文化
- タイトル読み
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ゼンキンダイ ヒガシアジア ニオケル ジュツスウ ブンカ
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内容説明・目次
内容説明
天文学・数学・地理学など自然科学分野と、易を中心とした占術が複雑に絡み合った思想・学問である「術数」。術数は前近代を通じて東アジアの国々に広く伝播し、それぞれの社会に深く浸透してゆくことで、それぞれの民族文化の形成にも強い影響を与えた。本書では、幅広い文化的現象を統合する用語として“術数文化”というキータームを設定し、これまでの研究では看過されがちであった理論・思想以外の事象—文学・学術・建築物などへの影響や受容—を対象とし、地域への伝播・展開の様相を通時的に検討する。中国中心の術数研究から東アジアの術数研究への展開を望む一冊。
目次
- 1 “術数文化”の形成・伝播(人日と臘日—年中行事の術数学的考察;堪輿占考;味と香;郭璞『易洞林』と干宝『捜神記』—東晋はじめ、怪異記述のゆくえ;白居易新楽府「井底引銀瓶 止淫奔也」に詠われる「瓶沈簪折」について—唐詩に垣間見える術数文化 ほか)
- 2 “術数文化”の伝播・展開(ベトナムにおける祥瑞文化の伝播と展開—李朝(一〇〇九〜一二二五)の霊獣世界を中心にして;漢喃研究院に所蔵されるベトナム漢喃堪輿(風水)資料の紹介;漢喃暦法の文献における二十八宿に関する概要;ベトナム阮朝における天文五行占の受容と禁書政策;『越甸幽霊集録』における神との交流 ほか)
「BOOKデータベース」 より