「心の哲学」批判序説
著者
書誌事項
「心の哲学」批判序説
(講談社選書メチエ, 725)
講談社, 2020.4
- タイトル別名
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心の哲学批判序説
- タイトル読み
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ココロ ノ テツガク ヒハン ジョセツ
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注記
参考文献一覧: p260-267
内容説明・目次
内容説明
認知科学、神経科学などの隆盛によって、あらためて注目を浴びる「心の哲学」は、奇妙な主張をしている。「意識は物理世界の一領域である」「意識は自由な意志決定能力をもたない」本書はこういった議論に真っ向から対峙する。現象学的立場と進化論的議論から、心理学的意識と現象的意識の本質、起源、その有用性の検証へ—。繊細にして雄大な、意識世界を辿る。
目次
- 第1部 「心の哲学」との対決(可能性の議論への違和感;意識は無用か;意識の有用性;心は物質に宿る—スーパーヴィニエンス;運命を知りえぬことが、自由を私たちに残さないか;意識は瞬間ごとに死ぬ?—ひとつの懐疑;意識とは誤解の産物である—消去主義の検討;「物理世界は完結し、心の働きかけを許さない」と言えるのか)
- 第2部 意識は本当はどういうものか(意識の実像—ふたつの実存とふたつの視覚経路;実践的意識が見る世界)
- 結論
「BOOKデータベース」 より