「第三者委員会」の欺瞞 : 報告書が示す不祥事の呆れた後始末
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「第三者委員会」の欺瞞 : 報告書が示す不祥事の呆れた後始末
(中公新書ラクレ, 685)
中央公論新社, 2020.4
- タイトル別名
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第三者委員会の欺瞞
- タイトル読み
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ダイサンシャ イインカイ ノ ギマン : ホウコクショ ガ シメス フショウジ ノ アキレタ アトシマツ
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内容説明・目次
内容説明
不祥事のたびに発足される日本独自の“慣例”の虚実。不祥事を起こした企業や行政組織が、外部の専門家に委嘱して設置し、問題の全容解明、責任の所在の明確化を図るはずの「第三者委員会」。だが、真相究明どころか、実際は関係者が身の潔白を「証明」する“禊のツール”になっていることも少なくない。調査中は世間の追及から逃れる“隠れ蓑”になり、ほとぼりも冷めかけた頃に、たいして問題はなかった—と太鼓判を押すような報告書もあるのだ。第三者委員会を徹底分析する。
目次
- 第1章 第三者委員会の呆れた実態—報告書、それを生み出した組織の正体が見える(説得力なし。「書き直し」を命じられたザンネンな作文;大学教育を揺るがす事態に切り込むことができたのか ほか)
- 第2章 報告書21通の「通信簿」を公開する(「格付け」はこうして行われた;日弁連ガイドラインが語るもの ほか)
- 第3章 「失われた10年」に誕生し“禊の道具”と化した(第一号は、あの山一だった;のちに逮捕された経営者を「擁護」したフタバ産業事件 ほか)
- 第4章 会計のプロから第三者委員会への「提言」(会計監査に似る第三者委員会;あらためて「第三者」とは何か ほか)
「BOOKデータベース」 より