書誌事項

漱石と鉄道

牧村健一郎著

(朝日選書, 996)

朝日新聞出版, 2020.4

タイトル読み

ソウセキ ト テツドウ

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注記

参考文献: p310-313

内容説明・目次

内容説明

「あぶない、あぶない、気を付けねばあぶないと思う」『三四郎』『草枕』など漱石作品にはこのフレーズが繰り返し登場する。漱石は汽車で各地を旅する近代の申し子でありながら、鉄道を通じて、競争、能率、スピード、利便性、成果主義の近代文明のあやうさ、戦争の愚かしさを語った。作品や日記、書簡などをもとに、当時の時刻表や旅行案内を参考に、できるだけ忠実に、漱石の汽車旅の足跡をたどる。当時の風景を再現しつつ叙情あふれる藪野健氏の挿絵とともに、路線ごとに、地域の近代化と漱石のまなざしを浮かび上がらせる。

目次

  • 第1章 東海道線
  • 第2章 御殿場線・横須賀線
  • 第3章 市内電車・甲武鉄道
  • 第4章 日本鉄道・信越線
  • 第5章 関西私鉄・山陽鉄道
  • 第6章 九州鉄道・伊予鉄道
  • 第7章 ロンドン
  • 第8章 シベリア鉄道・南満洲鉄道
  • 終章 胃潰瘍と汽車の旅

「BOOKデータベース」 より

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