官僚制の思想史 : 近現代日本社会の断面
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官僚制の思想史 : 近現代日本社会の断面
吉川弘文館, 2020.6
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カンリョウセイ ノ シソウシ : キンゲンダイ ニホン シャカイ ノ ダンメン
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内容説明・目次
内容説明
日本社会を形作った一つの編成原理、官僚制。その職務に従事する官吏の意識や専門知、官界内外で議論された彼らの行動規範を追究し、官僚制の思想的側面に迫る。官僚をめぐる問題が連日取り上げられる今こそ注目の一書。
目次
- 第1部 “意識”—志望と職務における自意識(法科と文科—明治・大正期における帝国大学生の官吏志望;国益と外務官僚—北京関税特別会議と「地域主義」の台頭;宮内官僚の戦後—「天皇の官吏」意識をめぐって;戦後革新政党と官僚制—日本社会党の場合)
- 第2部 “知識”—職務に要する学知と経験知(「国学考証派」にとっての明治国家—官吏としての調査活動;文官普通試験にみる「競争」の論理—知識と実務の相克;三井物産と業務組織の専門化—日清・日露戦争期における山本条太郎のキャリアパス;岩波文化人と文部省—阿倍能成の教育論)
- 第3部 “行動”と“批判”—行動の規範と批判の論理(地方改良運動下における青年郡長の自治観;デモクラシーからファッショへ—室伏高信の官僚論;原理日本社の革新官僚批判;官僚としての教員像—ラジオ放送番組「教師の時間」の戦中・戦後史)
「BOOKデータベース」 より