インドネシア大虐殺 : 二つのクーデターと史上最大級の惨劇

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インドネシア大虐殺 : 二つのクーデターと史上最大級の惨劇

倉沢愛子著

(中公新書, 2596)

中央公論新社, 2020.6

Title Transcription

インドネシア ダイギャクサツ : フタツ ノ クーデター ト シジョウ サイダイキュウ ノ サンゲキ

Note

九・三〇事件関連年表: p207-215

参考文献: p216-222

Description and Table of Contents

Description

一九六〇年代後半、インドネシアで二度のクーデターが起こった。事件発生の日付から、前者は九・三〇事件、後者は三・一一政変と呼ばれる。この一連の事件が原因となって、独立の英雄スカルノは失脚し、反共の軍人スハルトが全権を掌握する。権力闘争の裏で、二〇〇万人とも言われる市民が巻き添えとなり、残酷な手口で殺戮された。本書は、いまだ多くの謎が残る虐殺の真相に、長年に及ぶ現地調査と最新資料から迫る。

Table of Contents

  • 序章 事件前夜のインドネシア
  • 第1章 九・三〇事件—謎に包まれたクーデター
  • 第2章 大虐殺—共産主義者の一掃
  • 第3章 三・一一政変—「新体制」の確立
  • 第4章 敗者たちのその後—排除と離散の果てに
  • 終章 スハルト体制の崩壊と和解への道

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