日本書紀一三〇〇年史を問う
著者
書誌事項
日本書紀一三〇〇年史を問う
思文閣出版, 2020.6
- タイトル別名
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日本書紀1300年史を問う
Reexamination the history of the 1300th year of Nihon Shoki
- タイトル読み
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ニホン ショキ センサンビャクネンシ オ トウ
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内容説明・目次
内容説明
古代から近現代に至るまで、日本書紀を読むという行為は、その時代固有のあらたな「歴史」や「神話」を創造していく、能動的な知の運動であった。日本書紀編纂より一三〇〇年を迎えたいま、国文学、歴史学、神話学、思想史研究などの多領域から、日本書紀の受容史を問い直す。
目次
- 1 古代(成立前後の日本書紀;天文異変と史書の生成—舎人親王の作品としての『日本書紀』;日本書紀と殯宮儀礼—モガリ(殯)のアルケオロジー;“研究ノート”日本書紀とシャーマニズム(アンダソヴァ・マラル))
- 2 中世(『釈日本紀』、『日本書紀纂疏』から『神書聞塵』へ—中世における“注釈知”の系譜をもとめて;『八幡宇佐宮御託宣集』の「神代」と「日本紀」;伊勢の日本紀—道祥と春瑜の『日本書紀私見聞』をめぐって;神仏を生む中世の神代巻—大日〓貴から天照、大日霊から大日如来へ;中世神学と日本紀—13〜14世紀における至高の神と霊魂の探求)
- 3 近世(「附会」と「考証」のあいだ—垂加神道の『日本書紀』解釈;忌部正通『神代巻口訣』と忌部神道;近世儒者の神代巻批判と「神道」「上古」—鈴木貞斎に即して;宣長『古事記伝』と重胤『日本書紀伝』—起源神話の創造として;近世日本における「天壌無窮の神勅」観)
- 4 近現代(初期ジャパノロジストと日本書紀の翻訳;教派神道の『日本書紀』解釈と朝鮮布教—佐野経彦の「建白書」を中心に;読み替えられた『日本書紀』の系譜と折口信夫;近代歴史学のなかの『日本書紀』—建国神話を中心として)
「BOOKデータベース」 より