赤ちゃんポストの真実
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赤ちゃんポストの真実
小学館, 2020.7
- タイトル読み
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アカチャン ポスト ノ シンジツ
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注記
関連年表: p316-317
参考文献: p318-319
内容説明・目次
内容説明
慈恵病院(熊本市)が開設した「赤ちゃんポスト」は“命を救う”という理念のもと、理解を広げてきた。だが、実際の運用は想定外の連続である。2019年3月までに預けられた144人中、病院が想定した早期新生児は76人。残りの約半数が、ある程度育った赤ちゃんだった。開設第一号は3歳児だ。障害児や外国人の赤ちゃんもいる。出産状況が分からないため医療者の負担も大きい。育った子は「出自を知る権利」を持ち合わせていない。さらに同病院は19年末、妊婦が匿名のまま病院で出産できる「内密出産」も導入した。いずれも国の法整備は追いついていない。開設されて13年—赤ちゃんポストが日本社会に問いかけたものとは何か?「命」を巡るノンフィクション。
目次
- 序章 罪の意識
- 第1章 命を救う
- 第2章 市長の葛藤
- 第3章 想定外
- 第4章 出自を知らない子どもたち
- 第5章 抑止力
- 第6章 世界のポスト
- 第7章 理事長との対話
- 第8章 神の手と呼ばれて
- 第9章 内密出産
- 第10章 メディアと検証
- 終章 真実告知
「BOOKデータベース」 より